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気がかり

投稿日:2018年12月18日

喜びもつかの間。
昨日、今日とC群が姿を見せません。
待てども待てどもC群の動きはありません。
園内に近い場所まで戻ってきてくれたものとホッとした矢先です。
C群が来なくなって、どうして私たちが一生懸命になるのかといいますと
餌付けを受けなくなったサルが農作物を狙うかもしれないからです。
サルを守るためにも高崎山から外には出したくないのです。

C群がいつもいる場所にB群がちらほらと姿を見せ始めました。
自由自在に木の上で過ごすのは気持ちがいいだろうなぁ。



 

サルが採っていたのはこれ。
辞典で調べてもわかりません。
 

C群の今後を思い、暗い気持ちでふと空を見上げると
屋根の上からB群のサルが私を見ていました。

フフフ(笑)
何やってんの?

な~んだ。
毛づくろい待ちか(^^)

サルの仕草に救われます。

ただ、水を飲む姿にも癒されます。

この子は逆さまの格好で水を飲みました。
水にぬれると足が冷たいから?
他の子は水にぬれても全く平気そう。
遊び半分で飲んでいるの??
おサルだから出来る飲み方ですね(^^♪

今度は3つの頭をくっつけて水を飲む。
次々に「クスリ」と笑わせてくれます。


 

現在C群№1「ブラック」は群れにかなりの影響力があるようです。
なぜなら、山頂から群れを引っ張って降りる際に
C群の№2「マルオ」やC群№3「シカオ」は簡単についてくるのに
園内付近になると動かなくなるのが№1「ブラック」だったのです。
「ブラック」がピタリと止まると群れが動かなくなるのを目の当たりにしたときには「№1の存在」というものをを感じました。

「ブラック」の前にC群の№1だった「オオムギ」は現在B群に移籍。
「オオムギ」はC群の元婦人会長の息子で小さいころから不自由なく食べて大きく育ちました。
食べることに執着しているので「オオムギ」がC群の№1のままだったらC群は「食べる」ために出現しつづけたかもしれません。
「オオムギ」の呑気な顔を見るたびにちょっと残念に思ったりします。

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