ハジメ

今日はC群もB群も出現し、久しぶりにサル寄せ場で群れの交代を見ることができました。
ここ最近は、C群が山へ帰ってしまってからB群が時間をおいて出現してくる状態でサル寄せ場で2つの群れが見られるような交代ではありませんでした。

今日はC群にイモのエサをあげてB群が出現し2つの群れがサル寄せ場でゆっくりと交代していく様子が見られました。
秋の木の実ができる時季(特に今年はアケビの時季)がそろそろ去っていくのでしょうか。

B群・C群どちらにしてもサル寄せ場へしっかり定着してくれるようになって欲しいものです。

話は変わりますが、B群が出現してきた時に、第5位の「ハジメ」じいちゃんの容体が悪いことに気づきました。
両足を引きずるように歩き、エサを取ろうともせず、すぐに横になり目を閉じてじっとしていました。

かなり体調が悪いようで、ほとんど動くことができないので私も心配になりハジメの様子を見ていました。
すると、赤ちゃんたちがハジメの元に集まってきました。
じっとハジメの様子を見ている子もいれば、ハジメと一緒に遊ぼうとしている子もいます。

赤ちゃんたちは普段からコザルや赤ちゃんザルに優しく接しているハジメの事を心配しているかのようでした。
 

中にはハジメに毛づくろいをしてあげようとするコザルまでいました。
もう30年を超えて長生きしているハジメじいちゃん。
なんとか持ちこたえて欲しいものです。

今日はなんとかB群の最後の方ですが群れについて帰ることができました。
明日もサル寄せ場へ顔を出してほしいと願っています。